オーディオの世界に少しでも興味を持つと、必ずと言っていいほど目にする「S」のロゴマーク。世界中のプロ現場や音楽ファンに愛されているゼンハイザーですが、いざ購入を考えたときに「ゼンハイザーはどこの国のメーカーなの?」「最近買収されたって聞いたけど大丈夫?」と疑問に思うこともありますよね。
ゼンハイザーは、音にこだわる人なら一度は憧れる存在です。しかし、高価な買い物だからこそ、その背景や実際の評判をしっかり知っておきたいところ。特に、ライバルとされるShure(シュア)との違いや、一部で囁かれる「音質が悪い」という噂の真相も気になります。
この記事では、ゼンハイザーのルーツから最新の製品事情まで、初心者の方にも分かりやすくお伝えします。ドイツ生まれの老舗ブランドがなぜこれほどまでに支持されているのか、その魅力を一緒に紐解いていきましょう。
この記事を読むと、以下のことが理解できます。
- ゼンハイザーの正統な発祥国とブランドの歴史
- ブランド買収による体制の変化と現在の製品作り
- イヤホン・ヘッドホンそれぞれの特徴と音質の評判
- プロ向けマイクからワイヤレス製品までの幅広いラインナップ
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ゼンハイザーはどこの国のメーカー?歴史や買収後の現状をチェック

結論からお伝えすると、ゼンハイザーはドイツのブランドです。1945年にフリッツ・ゼンハイザー博士によって設立され、ハノーファー近郊のヴェーデマルクという場所に本社を置いています。戦後間もない時期から「測定器」のメーカーとしてスタートした歴史があるため、音に対して非常に真面目で、正確さを追求する姿勢がブランドの根幹にあります。
信頼のブランド・ゼンハイザーの評判
多くのユーザーにとって、ゼンハイザーの評判は「安心感」と「高音質」の代名詞となっています。特にクラシック音楽やジャズを嗜む層からは、広い音場(音の広がり)と自然な響きが絶賛されています。
一方で、最近ではゲーミングヘッドセットやワイヤレスイヤホンの分野でも非常に高い評価を得ており、音楽制作のプロだけでなく、日常的に音楽を楽しむ若い世代にも浸透しています。「ゼンハイザーを選んでおけば間違いない」と言われるほどの信頼性は、長年の技術蓄積があるからこそと言えるでしょう。
話題になったゼンハイザーの買収
ここ数年、オーディオファンの間で大きなニュースになったのが「ゼンハイザーの買収」についてです。正確には、ゼンハイザーという会社が丸ごとなくなったわけではありません。2022年に、一般消費者向けの「コンシューマー部門(イヤホンやヘッドホンなど)」が、スイスの補聴器メーカー大手であるSonova(ソノヴァ)に譲渡されました。
これを聞いて「もう純粋なゼンハイザーじゃないの?」と不安になる方もいるかもしれませんが、心配はいりません。ブランド名はそのまま維持され、開発チームも協力体制を敷いています。むしろ、ソノヴァが持つ補聴器分野の高度な聴覚技術が加わったことで、ワイヤレスイヤホンの性能などはさらに進化しています。
| 部門 | 運営主体 | 主な製品 |
| コンシューマー部門 | Sonova(スイス) | ワイヤレスイヤホン、ヘッドホン、サウンドバー |
| プロオーディオ部門 | Sennheiser(ドイツ) | マイク、モニターヘッドホン、ビジネス通信機器 |
ライバルのShureはどこの国?
ゼンハイザーと比較されることが多い有名ブランドに「Shure(シュア)」があります。では、Shureはどこの国かと言うと、こちらはアメリカ合衆国のブランドです。1925年にシカゴで創業されました。
ドイツのゼンハイザーが「繊細で空間表現に優れる」という評価が多いのに対し、アメリカのShureは「力強く、遮音性が高く、壊れにくい」という実用性を重視した評価が目立ちます。どちらも素晴らしいメーカーですが、お国柄というか、設計思想に少し違いがあるのが面白いところですね。
ゼンハイザーの音質は悪いという噂の真相
ネット掲示板などで稀に「ゼンハイザーは音質が悪い」という書き込みを見かけることがあります。しかし、これは製品自体の質が低いというより、音の好みの違いや使い方のミスマッチが原因であることがほとんどです。
ゼンハイザーの音は、派手なドンシャリ(低音と高音の強調)ではなく、滑らかで聴き疲れしにくい「ゼンハイザー・ベール」とも呼ばれる独特の質感があります。そのため、刺激的な音を求める人には少し物足りなく感じられ、「音が悪い」と表現されてしまうことがあるのです。
また、ワイヤレス製品においては、初期の専用アプリの動作が不安定だった時期があり、その操作性の悪さが音質評価にまで影響してしまったという背景も考えられます。現在はアップデートにより改善が進んでおり、音質そのものは同価格帯の中でトップクラスであることに変わりありません。
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どこの国の製品でも愛されるゼンハイザーのイヤホン・ヘッドホン

ゼンハイザーがドイツという国で培ってきた技術は、今や世界標準としてあらゆるシーンで活躍しています。ここでは、私たちが普段手にする機会の多い主要なカテゴリーについて、その特徴を見ていきましょう。
高品質なゼンハイザーのヘッドホン
ゼンハイザーを象徴する製品といえば、やはりヘッドホンです。特に「HD 600シリーズ」は、発売から数十年経った今でも世界中のスタジオでリファレンス(基準)として使われています。
私であれば、自宅でじっくり音楽に浸りたい初心者の方には、まず開放型のヘッドホンをおすすめします。密閉型特有の圧迫感がなく、まるで目の前で演奏されているかのような空気感を楽しめるからです。現在のラインナップでは、プロ向けのモニターモデルから、映画鑑賞に最適なワイヤレスモデルまで幅広く揃っています。
繊細な響きのゼンハイザーのイヤホン
有線タイプのゼンハイザーのイヤホンは、その精巧な作りから「工芸品のよう」と例えられることもあります。特に「IEシリーズ」は、シングルダイナミックドライバーというシンプルな構造にこだわり続けているのが特徴です。
複数のドライバーを詰め込むメーカーが多い中で、一つのドライバーで完璧なバランスを実現する。これこそがドイツの職人気質と言えるかもしれません。耳に吸い付くような装着感と、歪みのないクリアなサウンドは、一度体験すると他のイヤホンに戻れなくなるほどの魅力があります。
利便性抜群なゼンハイザーのワイヤレスイヤホン
現在の主流であるゼンハイザーのワイヤレスイヤホンは、まさに技術の結晶です。「MOMENTUM True Wireless」シリーズは、ワイヤレスでありながら有線に迫る高音質を実現したことで、業界のベンチマーク(基準)となりました。
ノイズキャンセリング機能についても、ただ騒音を消すだけでなく「音楽の質を損なわない」ように調整されている点が、オーディオメーカーらしいこだわりです。最新モデルでは、前述したソノヴァ社とのシナジーにより、接続の安定性やバッテリー持ちも大幅に向上しており、非常に完成度の高い製品となっています。
プロに選ばれるゼンハイザーのマイク
一般ユーザーにはあまり馴染みがないかもしれませんが、ゼンハイザーの真骨頂はマイクにもあります。テレビ番組の収録やライブステージをよく見ると、ゼンハイザーのロゴが入ったマイクが頻繁に使われていることに気づくはずです。
特に「MD 421」というマイクは、その形から「クジラ」の愛称で親しまれ、世界中のドラム録音や放送現場で欠かせない存在となっています。このように、音の入り口(マイク)から出口(ヘッドホン)まで、すべてを高いクオリティで提供できるのがゼンハイザーというブランドの強みなのです。
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ゼンハイザーはどこの国のブランドかまとめ
- ゼンハイザーの起源はドイツであり職人気質が息づいている
- 現在は一般向け部門のみスイスのソノヴァが運営している
- ブランド名や開発思想は買収後も変わらず継承されている
- ライバルのShureはアメリカのブランドで質実剛健な作り
- 音質が悪いという声は音の好みやアプリの不具合によるものが多い
- ヘッドホンは世界中のプロスタジオで基準として採用されている
- イヤホンはシングルドライバーによる自然な繋がりを重視している
- ワイヤレスイヤホンは業界トップクラスの音質と機能性を両立
- マイクの分野でも世界的なシェアを持つ音響のスペシャリスト
- 派手さよりも音の正確さや空間表現に強みがある
- 初心者からプロまで満足できる幅広いラインナップを展開
- ドイツブランドらしい堅実な設計で長く愛用できる製品が多い
- 最新モデルでは補聴器技術との融合で使い勝手が向上した
- 音にこだわりたいなら一度は手に取るべき信頼のメーカー
- 迷ったらまずは定評のある定番モデルから試すのがおすすめ
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【公式参照資料】ゼンハイザーの背景と信頼性を裏付ける一次情報
- ゼンハイザー公式:ブランドの歴史とドイツでの創業について (出典:ゼンハイザー・ジャパン株式会社 公式サイト「当社の歴史」) 1945年にドイツのハノーファー近郊で創業された経緯や、世界初のオープン型ヘッドホン開発などの功績が詳しく記載されています。
- ソノヴァグループ公式:ゼンハイザー・コンシューマー部門の買収完了報告 (出典:Sonova Holding AG 公式プレスリリース ※英語) 2022年にスイスの補聴器大手ソノヴァが、ゼンハイザーの一般消費者向け事業を正式に取得した際の公式発表です。体制変更の事実確認に最適です。
- Shure公式:100年にわたる米国でのブランドヒストリー (出典:Shure Incorporated 公式サイト「100 Years of Extraordinary Sound」 ※英語) ライバルブランドであるShureが1925年にアメリカ・シカゴで設立されたことを証明する、創業100周年を記念した公式の歴史アーカイブです。
