オリンピックやサッカーの国際試合を見ているとき、ふと目にする「BIH」という略称。「これって一体、BIHはどこの国を指しているの?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、この国は東欧のバルカン半島に位置する、非常に美しく、かつ深い歴史を持つ国なんです。
この記事では、そんな謎に包まれた国の名前や場所、観光の魅力、そして気になる治安まで、初めての方にも分かりやすくお伝えします。かつては悲しい紛争のニュースで耳にすることが多かったかもしれませんが、現在の姿を知れば、きっとあなたも「いつか行ってみたい!」と感じるはずですよ。
この記事を読むと、以下のことが分かります。
- 「BIH」が指す正式な国名とその場所
- 首都サラエボの魅力と、国としての成り立ち
- 旅行に行く際に絶対に知っておきたい治安のリアル
- 過去の紛争を乗り越えた、今の穏やかな街の様子
それでは、一緒に知られざる東欧の宝石箱を覗いてみましょう。
オリンピックで見かけるBIHはどこの国の略称?

スポーツ中継などで見かける「BIH」という3文字は、ボスニア・ヘルツェゴビナ(Bosnia and Herzegovina)を指しています。フランス語表記の「Bosnie-Herzégovine」の頭文字をとった国際的な略号ですね。
多くの日本人にとっては、1984年に冬季オリンピックが開催された場所として、あるいは1990年代の激動の歴史の中で名前を聞いたことがあるかもしれません。ただ、具体的にどこにあって、どんな雰囲気の場所なのかを詳しく知る機会は少ないですよね。まずは、この国の基本的な情報から整理していきましょう。
ボスニア・ヘルツェゴビナはどこにある国なの?
「ボスニア・ヘルツェゴビナはどこにある国なの?」という疑問にお答えすると、正解は東南ヨーロッパのバルカン半島です。アドリア海を挟んでイタリアのちょうど対岸あたりに位置しています。
周囲をクロアチア、セルビア、モンテネグロという国々に囲まれており、歴史的に「東洋と西洋の十字路」と呼ばれてきました。なぜなら、オスマン帝国の影響を受けたイスラム文化と、オーストリア=ハンガリー帝国の影響を受けたキリスト教文化が、この場所でちょうど混ざり合っているからです。
私が初めてこの国を訪れたときは、街の中に教会とモスク(回教寺院)が隣り合わせで建っている光景に驚きました。まさに、ヨーロッパにいながらオリエンタルな雰囲気も味わえる、不思議で魅力的な場所なんです。
ボスニア・ヘルツェゴビナとはどんな場所?
では、具体的にボスニア・ヘルツェゴビナとはどんな特徴を持つ国なのでしょうか。一言で言えば、「大自然と歴史的な街並みが調和した、多民族・多宗教の国」です。
人口は約320万人ほどで、大きく分けてボシュニャク人、セルビア人、クロアチア人の3つの民族が暮らしています。そのため、公用語も3つあり、文字もラテン文字とキリル文字の両方が使われるという非常にユニークな体制をとっています。
これを理解した上で街を歩くと、看板に2種類の文字が併記されていることに気づくはずです。自然も豊かで、山々に囲まれた地形はウィンタースポーツに最適ですし、夏には美しい川でのラフティングも楽しめます。コーヒーを愛する文化が根付いており、街中のカフェで何時間ものんびり過ごすのが地元流の楽しみ方なんですよ。
ボスニア・ヘルツェゴビナの地図で見る位置関係
ボスニア・ヘルツェゴビナの地図を広げてみると、三角形に近い形をしているのが分かります。実はこの三角形の形は、現在の国旗のモチーフにもなっているんです。
| 項目 | 内容 |
| 位置 | バルカン半島北西部 |
| 隣接国 | クロアチア、セルビア、モンテネグロ |
| 海岸線 | わずか約20km(ネウムという街のみ) |
| 主な地形 | ディナル・アルプス山脈が連なる山岳地帯 |
多くの人は「内陸国」だと思っているのですが、実はネウムという場所でわずかにアドリア海に面しています。地図上で見ると、クロアチアの領土に挟まれたほんの少しの隙間がこの国の海岸線になっていて、とても興味深い地形をしています。もし車でクロアチアのドゥブロヴニクへ向かうなら、一度この国の検問を通ることになるかもしれませんね。
首都サラエボはどこの国の街か詳しく解説
旅行好きの間で「一度は行ってみたい」と人気の高いサラエボ。このサラエボはどこの国の街かというと、もちろんボスニア・ヘルツェゴビナの首都です。
サラエボは「ヨーロッパのエルサレム」とも称されるほど、宗教的な多様性が凝縮された都市です。旧市街のバシュチャルシアを歩けば、石畳の道に職人たちのハンマーの音が響き、焼きたてのパンの香りが漂ってきます。一方で、少し歩けば近代的なショッピングモールや、19世紀の面影を残す優雅な建物も並んでいます。
また、第一次世界大戦の引き金となった「サラエボ事件」の現場であるラテン橋もここにあります。歴史の教科書に出てくるような重大な出来事が起きた場所が、今では穏やかな市民の散歩道になっているのを見ると、深い感慨を覚えずにはいられません。
BIHはどこの国か分かったら気になる治安と歴史の真実

「BIHがボスニア・ヘルツェゴビナのことだと分かったけれど、実際に行くとなると少し怖いイメージがある…」という方もいらっしゃるかもしれません。確かに、1990年代に起きた内戦の記憶が強い方も多いでしょう。
しかし、現在のボスニア・ヘルツェゴビナは、過去の悲劇を乗り越えて驚くほどの変貌を遂げています。ここでは、現在の治安状況や歴史的な背景について、正直なところをお話ししていきます。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の歩みと平和への道のり
この国を語る上で、どうしても避けて通れないのがボスニア・ヘルツェゴビナ紛争です。1992年から1995年にかけて起きたこの紛争は、旧ユーゴスラビア解体の過程で発生した、第二次世界大戦後のヨーロッパで最も凄惨な争いの一つと言われています。
紛争の原因は、独立を巡る民族間の対立や宗教的な背景が複雑に絡み合ったものでした。多くの尊い命が失われ、首都サラエボは長期間にわたって包囲されるという過酷な状況に置かれました。
しかし、現在は1995年のデイトン合意によって和平が成立し、平和な日常を取り戻しています。街を歩くと、建物の壁に当時の銃弾の跡が残っているのを見かけることがありますが、それは「二度と繰り返さない」という決意の象徴のようにも感じられます。今では復興が進み、若者たちがカフェで笑い合う、どこにでもある平和なヨーロッパの光景が広がっていますよ。
現在のボスニア・ヘルツェゴビナの治安と旅行の注意点
皆さんが一番気にされているであろうボスニア・ヘルツェゴビナの治安についてですが、結論から言うと「観光客が訪れる分には、他のヨーロッパ諸国と比べても決して悪くない」と言えます。
凶悪犯罪は少なく、夜にサラエボのメインストリートを歩いていても、危険を感じることはほとんどありません。ただ、以下の点には注意が必要です。
- スリや置き引き: 観光客が集まる旧市街や公共交通機関では、プロのスリグループがいることがあります。
- 地雷への注意: 山間部や未舗装の場所には、紛争当時の地雷がまだ残っている区域があります。「地雷注意」の看板がある場所や、廃墟には絶対に入らないようにしましょう。
- 野犬: 地方や郊外には野犬がいることがあるので、むやみに近づかないのが賢明です。
このように、基本的な防犯意識を持って行動すれば、過度に恐れる必要はありません。むしろ、地元の人たちは驚くほど親切で、道に迷っていると向こうから声をかけてくれることも多いんですよ。
旅行者から見たボスニアはどこの国よりも個性的
実際に訪れてみると、ボスニアはどこの国よりも個性的で、五感を刺激される体験に満ちていることに気づかされます。
例えば、名物の「ボスニアン・コーヒー(ボスンスカ・カファ)」は、銅製の小さなポット(ジェズヴァ)で供され、ゆっくりと粉が沈むのを待ってからいただきます。これに「ラハト・ルクム」という甘いお菓子を添えて楽しむ時間は、至福のひとときです。
また、世界遺産にも登録されているモスタルの「スタリ・モスト(古い橋)」は必見です。エメラルドグリーンのネレトヴァ川に架かる美しいアーチ型の石橋は、紛争で一度破壊されましたが、その後、世界中の支援によって復元されました。この橋は、民族間の和解と平和のシンボルとして、今も多くの人々を惹きつけてやみません。
多様な文化が混ざり合うボスニア・ヘルツェゴビナはどんな国?
最後にあらためて、ボスニア・ヘルツェゴビナはどんな国なのかをまとめると、それは「共生の難しさと素晴らしさを教えてくれる国」だと言えるでしょう。
異なる宗教や文化がこれほどまでに密接に混ざり合っている国は、世界でも珍しい存在です。朝には教会の鐘の音が響き、昼にはモスクから礼拝を呼びかけるアザーンが流れる。そんな多層的な文化が、この国の独特な深みを作り上げています。
現在はEU(欧州連合)への加盟を目指しており、新しいホテルや洗練されたレストランも増えています。素朴な温かさと、新しい時代の活気が混ざり合う今こそ、訪れるのに最適な時期かもしれません。もしあなたが「ありきたりな観光地には飽きてしまった」と感じているなら、この国はきっと一生忘れられない思い出をくれるはずです。
BIHはどこの国か知りたい方へのまとめ

- BIHはボスニア・ヘルツェゴビナの国際的な略号である
- 場所は東南ヨーロッパのバルカン半島に位置している
- アドリア海に面したわずかな海岸線を持つ内陸に近い国である
- 首都サラエボは「ヨーロッパのエルサレム」と呼ばれるほど宗教文化が多彩である
- オスマン帝国とオーストリアの影響が混ざった独特の街並みが魅力である
- 1990年代に悲しい紛争を経験したが現在は平和を取り戻している
- 治安は比較的良好だが観光地でのスリには警戒が必要である
- 山岳地帯や廃墟には今も地雷が残っている場所があるため立ち入り厳禁である
- 公用語はボスニア語、セルビア語、クロアチア語の3つである
- 通貨は「兌換マルク(KM)」という独自の通貨を使用している
- 物価は西ヨーロッパ諸国に比べると非常に安く旅行しやすい
- 世界遺産モスタルのスタリ・モストは平和のシンボルとして有名である
- ボスニアン・コーヒーをはじめとしたトルコ風の食文化が楽しめる
- 国民性は非常にフレンドリーで親日家も多い
- 自然が豊かでハイキングやラフティングなどのアクティビティも豊富である
この記事を通じて、BIHがどこにあるどんな国なのか、少しでもイメージが湧きましたでしょうか?もし興味を持たれたなら、ぜひ次の旅行の候補地に加えてみてください。きっと、あなたの世界観を広げてくれる素晴らしい体験が待っていますよ。
次は、具体的な観光ルートや美味しい地元グルメについても詳しくご紹介できます。よろしければ、おすすめの観光プランを作成しましょうか?
記事の信頼性を高める公式参照資料
- 海外安全ホームページ:ボスニア・ヘルツェゴビナの治安・安全対策 – (出典:外務省)
- モスタルの旧市街の古い橋の地区(世界遺産) – (出典:UNESCO World Heritage Centre ※英語サイト)
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